導入
陸上競技をしていると、
「フォアフット接地が良い」
という話を聞くことがあります。
実際、世界で活躍するスプリンターを見ると、フォアフット接地の選手は多く見えます。
しかし私は、高校生を指導する際に最初から全員へフォアフット接地を教えることはありません。
むしろ最初は全員にフラット接地を教えています。
今回はその理由について書いてみようと思います。
私は最初にフラット接地を教える
高校生を指導する際、私はまずフラット接地を教えます。
理由は単純です。
日本人は足首が柔らかい選手が多いからです。
もちろん個人差はあります。
しかし私が見てきた中では、まずフラット接地から入る方が上手くいくことが多いと感じています。
フォアフット接地ができないのではなく、向いていないだけかもしれない
フォアフット接地にならない選手を見ると、
「足首が弱い」
「技術がない」
と思われることがあります。
しかし私はそうは考えていません。
その選手にとって、フラット接地の方が反発をもらいやすいだけかもしれないからです。
私はまず、
「その選手は本当にフォアフット接地が向いているのか」
を考えます。
足首が硬い選手だけを見極める
もちろん全員がフラット接地というわけではありません。
最近の高校生は足首が硬い選手も増えている印象があります。
そのため私はドリルを行いながら様子を見ます。
そして、
「なかなかフラット接地にならないな」
と思ったら足首の可動域を確認します。
しゃがんでもらえば大体分かります。
そこで足首が硬いと判断した場合は、フォアフット接地へ移行することもあります。
見極めにはそれほど時間がかからない
この判断に何年もかかるわけではありません。
多くの場合、最初の半月程度で十分です。
フラット接地にならない選手も、単なる癖であることが少なくありません。
ドリルを続ければ自然に修正されることも多いです。
だから私は最初から無理に変えようとはしません。
まずは見ます。
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フラット接地にデメリットはあるのか
私の考えでは、
フラット接地が向いている選手にとっては、特にデメリットはありません。
むしろフォアフット接地を無理に行う方が問題です。
その選手が本来もらえる反発を失ってしまう可能性があります。
私は接地方法そのものに優劣があるとは考えていません。
大切なのは、その選手に合っているかどうかです。
私自身もフラット接地だった
実は私自身、かなり足首が柔らかいタイプです。
サッカー経験もあり、自然とフラット接地になっていました。
正直なところ、
フォアフット接地をやろうと思ったことすらありません。
それでも100mは10.70まで伸びました。
もし高校時代の私を無理にフォアフット接地へ変えていたら、おそらく怪我を繰り返していたと思います。
気付いたこと
この記事を書いていて気付きました。
私はフォアフット接地を否定したいわけではありません。
ただ、
最初から全員を同じ形にしようと思っていないだけです。
私はまず選手を見ます。
その選手が持っている特徴を見ます。
そして、その選手に合う方法を探します。
まとめ
私は最初から全員にフォアフット接地を教えません。
まずはフラット接地を教えます。
その上で、
- 足首の硬さ
- 可動域
- 動きの特徴
を見ながら判断します。
私にとって大切なのは、
理想の接地へ近付けることではありません。
その選手が最も速く走れる方法を見つけることです。
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