陸上競技をしていると、
「軸に乗れ」
「軸がぶれている」
「もっと軸を意識しろ」
と言われることがあります。
しかし、軸とは何かを明確に説明されることは意外と少ないのではないでしょうか。
今回は、私が考える「軸に乗る」という状態について解説します。
軸に乗るとは何か
私が考える軸とは、
地面からの力を受けられる位置に全身が並んでいる状態
です。
具体的には、
- 足
- 膝
- 腰
- 肩
- 頭
が地面に対してほぼ一直線に並んでいます。
さらに、その瞬間に腕が体の真横を通っていると、全身が一つの柱のようになります。
この状態になることで、地面からの力を効率よく受けることができます。
軸に乗れている選手の特徴
軸に乗れている選手は、接地した瞬間に体が大きく崩れません。
地面からの力を受けても姿勢が保たれ、次の一歩へスムーズにつなげることができます。
また、接地のたびに無駄な上下動が少なく、力が前方向へ伝わりやすくなります。
速い選手を見ていると、接地した瞬間に体が一本の柱のように見えることがあります。
それが軸に乗れている状態です。
軸に乗れていない選手の特徴
腰が後ろに抜けている
よくあるのが、接地した時に腰が後ろへ残ってしまうパターンです。
足は接地していても、体重が後ろに残るため地面からの力を受けることができません。
その結果、加速しにくくなったり、接地が流れたりします。
膝が潰れすぎている
もう一つよく見られるのが、接地した時に膝が大きく曲がってしまうパターンです。
膝が潰れすぎると体重を支えきれず、せっかくの力が逃げてしまいます。
地面からの力を受ける前に姿勢が崩れてしまうため、軸に乗ることができません。
軸に乗ることと加重の関係
私はよく「加重」という言葉を使います。
加重とは、地面にしっかり体重を乗せて力を伝えることです。
しかし、軸に乗れていなければ加重はできません。
腰が後ろに抜けていたり、膝が潰れていたりすると、体重を地面へ伝える前に力が逃げてしまうからです。
つまり、
軸に乗る
↓
地面の力を受ける
↓
加重できる
という流れになります。
まとめ
軸に乗るとは、単に体幹を固めることではありません。
足・膝・腰・肩・頭が一直線に並び、地面からの力を受けられる状態を作ることです。
もし、
- 腰が後ろに抜ける
- 膝が潰れすぎる
といった特徴がある場合は、軸に乗れていない可能性があります。
軸に乗ることは、加重やスプリント技術の土台になります。
まずは自分の走りを動画で確認し、接地した瞬間に全身が一直線になっているかをチェックしてみてください。
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